チャレンジすることが大きな財産になる
責任も、ピンチも、理不尽も、チャンスに変わる。
責任をチャンスととるか、重荷ととるか
弊社の大きな課題はリーダーの不足です。
私はリーダーを増やしたいと思っています。役職が人を育てる面もあるため積極的に登用したいですし、社員の士気向上のためにも社長賞をどんどん出したい。しかし現状では「俺が責任を持つから好きにやれ」というリーダーが少なく、自らチームを作り上げたり成果を示したりする人も少ないのです。
そこで若手にもチャンスを与えています。「グループリーダー代理」というポジションは、等級は上がらず責任は重いですが、裁量が広く、結果を出せば正式にリーダーに昇進できます。
責任を「重荷」ととるか「チャンス」ととるかは本人次第。正社員もパートも関係なく、誰にでも挑戦の機会があります。自らリーダーを買って出る気持ちで、失敗を恐れず挑戦してほしいのです。
ピンチをチャンスに転換する
ビジネスには良いときも悪いときもあります。大切なのは、ピンチをどうプラスに転換するかです。
私が社長になった直後の2008年秋、リーマンショックでお客様の工場稼働率が急落し、弊社の注文も激減しました。弊社の工場長から「何をしましょうか?」と相談されたときは本当に頭を抱えました。
ただ、私は「人は絶対に解雇しない」と決めていました。そこで社員には、仕事がなく空いた時間を勉強や改善活動にあててもらいました。結果的にこれが大正解で、工場内の自主的な取り組みが進み、赤字はわずか半年、通期では黒字を確保できました。
ピンチの時も前向きに学び、創意工夫を重ねることで、必ず次のチャンスにつながるのです。
理不尽も、前向きに取り組めば財産になる
私のキャリアは常に代理や代行の肩書きとともにありました。
2000年にようやく代理が外れ部長になりましたが、翌年には執行役員代行。再び代行生活に逆戻りです。「一体なんなんだ」と思いましたが、そこで腐ってしまえば終わりです。
私はその悔しさを力に変え、結果を出すことに全力を注ぎました。その積み重ねが、憧れていたグローバル事業展開の基盤になったのだと思います。
仕事をしていれば、理不尽な扱いや思うようにいかないことは誰にでもあります。けれども、その経験を「いつか必ず財産に変えてやる」と前向きに取り組めば、努力は必ず財産になり、やがてご褒美として返ってきます。
若いうちの苦労は大きな成長につながるものです。だからみなさんも、肩書きや環境に振り回されず、今の経験を糧にしてください。その頑張りが、未来の自分を必ずつくります。
